夜になると食欲が止まらないのはなぜ？理由を解説！

「そこまでお腹が減っていないのに夜になると食欲が止まらなくなる」

それ、もしかしたら「夜食症候群」かもしれません。

「夜食症候群」は海外でも「Night Eating Syndrome」と呼ばれ、単なる過食ではない摂食障害として、働き盛りのビジネスパーソンや女性に増えています。

就寝2～3時間前に夕食をとる生活が習慣化すると、食欲を抑制するホルモン「レプチン」がうまく機能せず、過食に繋がるリスクがあります。

これには厚生労働省も注意を呼び掛けています。

参考：厚生労働省「摂食障害」

寝る前のチョコレートやポテチ、カップラーメンなどの間食がやめられない方はぜひご覧ください。

夜に食欲が止まらない「夜食症候群」チェックリスト

夜になると食欲が増すのが、夜食症候群の典型的な症状です。

夕食をしっかりと食べたにもかかわらず、寝る前にお菓子を食べ続けてしまったり、夜中に起きてラーメンやお茶漬け、菓子パンなどをペロリと平らげてしまったりする人は、夜食症候群の疑いがあります。

夜食症候群の人は、このような食習慣が慢性化していて、さらに自分の行為を情けないと感じ後悔しているケースが多いです。

自分で体に良くない行動だとわかっていながら、抑えられない食欲が暴走している状態なので、身体、精神共にかなりの負担がかかっていると言えます。

夜食症候群が引き起こす健康リスク

夜食症候群は、単なる過食ではなく、厚生労働省が注意を呼びかけている摂食障害です。

摂食障害とは、ストレスなどの心の問題が原因で食習慣がコントロールできなくなってしまう障害のこと。

夜食症候群が慢性化すると、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病のリスクも高くなります。

夜食症候群は仕事のストレスを感じやすい男性に多く見られますが、最近では女性にも増えています。

夜に食欲が止まらなくなる4大原因

夜食症候群に陥った3人の女性のケース

①転勤のストレスで夜食が習慣に

②たったの2カ月で体重5kg増加

③かかりつけ医に相談し心療内科を受診

夜の食欲に対抗する対策はありきたりで実現が難しい

夜の抑えきれない食欲に対抗するには原因を取り除けばいいので、

という事になります。でも、これが出来るなら誰だって健康になれると思いません？

できないからみんな困ってるんですよね。

実際には仕事の関係で夜遅くまで働いている人は多いし、そもそもストレスなんて目に見えないものをどうやって判断すればいいんだ！と思うはずです。

では、どうやってあふれ出る食欲を抑えるか。

最適解と呼べるかどうかはわかりませんが私の持論を展開させてください。

まずは「食べないと眠れない」と思い込んでる自分に気づいてあげる

食事で得られる満足感はネガティブな気持ちを一時的に忘れさせてくれるため、ストレスが多い人は過食になりがちです。

なので、まずは「夜中の大食いは普通ではないのかも？」「私夜中に食べすぎじゃない？」と疑ってみることが治療の第一歩です。

認知行動療法というやつですね。

夜食症候群で夜に食欲が止まらなくなっているときは、精神的な問題が背景にある可能性があり、原因は自分が思っているよりも複雑な場合もあります。

前述したとおり、夜食症候群は「わかっちゃいるけどやめられない食欲」ですからね。

生活改善を治すことができるならとっくにやってるっつーの！という人もおおいはず。

なので、まずは焦らず自分のペースで食欲と正しく向き合う方法を探っていくのが治療の第一歩だと私は思います。

満腹感を長続きさせるホルモン「GLP-1」を増やすのもアリ

GLP-1は誰しもが身体の中に持っている生理的ホルモンで「満腹感を長続きさせる痩せホルモン」として知られています。

体内のGLP-1を増やす事で少ない食事で満腹感が長続きし、ストレスなく摂取カロリーを減らすことができます。

理論的にはGLP-1が増えれば夜の食欲も抑えられるはずです。ついでに食費も抑えられます。

GLP-1は食事療法や直接投与で増やす事ができます。

あまり説明すると長くなってしまうので、ここでは控えますが、興味があれば当サイトの「GLP-1ダイエット」の記事もご覧になっていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも人の食欲や食事に関する有意義な情報を発信していきますので今後ともよろしくお願いいたします。