本記事は医師監修の下執筆されております。
プチ断食で失敗してしまう理由&プチ断食を成功させるコツ
2020.11.27
短期間でハードル低めな断食を行う健康法が「プチ断食」です。
でも、プチ断食を始めたはいいけど、すぐに我慢できなくて食べ物に手が伸びてしまったり、具合が悪くなってしまったり、リバウンドしてしまったりと、思っていた効果が得られなかったというケースもあるでしょう。
この記事ではそんな時に役立つプチ断食失敗談やプチ断食成功への近道を解説していきます。
目次
プチ断食失敗の3大理由【食欲亢進・体調不良・リバウンド】
プチ断食失敗あるある
- 猛烈な空腹感、食欲に心が折れてしまう
- 頭痛や吐き気などの体調不良に襲われる
- リバウンドでプチ断食前より太る
プチ断食の主な失敗理由は『空腹感に負けてしまう』、『体調不良になってしまう』、『リバウンドで太ってしまう』、だいたいこの3つです。
私も始めてプチ断食をした時、「1日食事を摂らない事がこんなに大変だとは、、」と驚いた事があります。
なぜこういった事が起きやすいのか説明していきますね。
目次
プチ断食中の空腹感に負けてしまう原因と対策
プチ断食中は身体の栄養素は不足している状態なので、多少の空腹感を感じるのは自然なことかもしれません。
しかし、我慢ができないくらいの空腹感を感じているなら、あなたはエモーショナルイーティングというニセモノの食欲にだまされているだけです。
エモーショナルイーティングとは身体を満たす為ではなく、感情(心)を満たす為の食欲の事です。
「今日1日何も食べられない」「いつもなら今頃ランチをたべているのに」「食べたい!!食べたい!!」というストレスが過剰な空腹感を引き起こすのです。
対策としては気持ちをポジティブに保つこと、目的意識をしっかりと持つことが重要です。
精神論ですがこれが一番効きます。
異常な空腹感に襲われたら、『自分がなんのためにプチ断食を始めたのか』をしっかり考えなおしてください。
空腹をネガティブにとらえず、身体に良いことなんだと考えを改めるのもおすすめです。
プチ断食中の空腹感にはコレ!
食欲<目的達成欲という形にして、空腹感を消し去る。精神論ですが大事なことです。
プチ断食中の体調不良に対する原因と対策
プチ断食中の体調不良(頭痛、吐き気、気持ち悪さ、めまい、眠気など)の原因は「栄養不足からくるもの」と「離脱症状からくるもの」の二つに分けられます。
プチ断食中によくみられる体調不良
【栄養不足からくる体調不良】
- だるさ、倦怠感、めまい、貧血、低血糖など
【離脱症状からくる体調不良】
- 頭痛、吐き気など
プチ断食をすると、どうしてもミネラルやカリウムが減少し、脱水症状や貧血状態になりやすいです。そういう時は天然塩でミネラルを補給したり、少量なら梅干しを食べるなどの対策をとりましょう。
どうしても体調不良がキツいと感じたらプチ断食自体を注意してください。
次に離脱症状についてですが、これは常日頃から食事メニューに偏りがあったり、嗜好品の消費量が多い場合に起きやすいです。
少量ならさほど問題ありませんが、小麦や乳製品に含まれる「ペプチド」は未消化だと脳内麻薬を分泌する働きがあり、定期的な摂取は依存につながります。
カフェインも、アデノシン受容体にとりついて、神経を鎮めるアデノシンの働きを邪魔する物質です。
ふだんは小麦や乳製品、カフェインを摂取していた人が、その習慣を止めると、急激な変化に神経がついていけなくなりイライラや動悸、頭痛などの不調を感じます。こうした離脱症状は急激に摂取量を減らしたときに起こるのが特徴です。
人によっては想像以上に離脱症状が辛いので、対策としてはプチ断食の1週間前くらいからカフェイン、小麦、乳製品を抜いておくのがおすすめです。
プチ断食中の体調不良にはコレ!
塩や梅干しでミネラルを補給。プチ断食の1週間ほど前から小麦、乳製品、カフェインを避ける。
プチ断食中のリバウンドに対する原因と対策
プチ断食をすれば体脂肪や体重は減少します。しかしリバウンドしてしまう人も数多くいると思います。
その原因は断食後1~3日目の回復食時期に糖質を摂りすぎているのが原因です。
断食が終わったと喜んで白米をバクバク食べたり、ケーキやお菓子など甘い物を摂りすぎると、血糖値が一気に跳ね上がり、たくさんの脂肪となってプチ断食の効果を全て台無しにしてくれます。
ご褒美に美味しい物を食べたい気持ちはわかりますが、プチ断食後は胃腸がリフレッシュし身体がキレイに生まれ変わった状態ですので、いきなりジャンクフードで身体を汚すことのないように。
身体は大切に扱いましょう。
断食後は身体が太りやすくなっているので、回復食は脂質や糖質の多い物はなるべく避けて食物繊維中心のメニューにするのがおすすめです。
プチ断食中のリバウンドにはコレ!
断食直後に糖質や脂質を摂りすぎない。身体を労り食物繊維中心の食事メニューにする。
【余談】女性の場合は始めるタイミングにも注意
プチ断食を行う女性にとって、重大な問題がホルモンバランスです。
生理期間とプチ断食が重なった場合、空腹のストレスが押し寄せてくるので生理の症状がひどくなってしまうこともあります。
その結果、感情的になってしまったり、夜になっても眠れなくなったりするなどの現象に悩まされます。こうした苦痛に遭遇すると、「プチ断食はつらいもの」という思い込みに支配されかねません。
女性がプチ断食をするタイミングは?
鉄分が不足しやすい生理中を避けて、生理3日~1週間後くらいを目安にプチ断食を始めるのがおすすめ。
プチ断食に成功するには『ポジティブ思考』が最も大事
プチ断食を成功させる人は栄養の管理と事前準備を怠りません。
新鮮な果物や野菜でジュースを作り、カロリーをなるべく増やさずに栄養を摂取する手法、どうしても足りない場合はサプリメントで補ったりもします。
その場合必ず無添加のものを選びます。プチ断食では口に入れるものが少なくなっている分、わずかな添加物の有害性が高まっていますからね。
プチ断食前の1週間は小麦や乳製品、カフェインをなるべくとらず、塩分控えめなヘルシー料理で身体を整えます。
ただし、一番大事なのは『ポジティブな気持ちを持つこと』です。
空腹や誘惑に負けて、予定より早くリタイアしてしまう可能性もあるでしょう。しかしリタイアを「失敗」と捉えるのではなく、「今回はここまで頑張れた」と前向きに考えましょう。
次回以降は「前回より頑張れたら成功」と目標をたてれば尚良いですね。
諦めずに次回につなげる気持ちことがプチ断食で成功する最も大事な秘訣なのです。
プチ断食を成功させる人の共通点
- きちんとした栄養管理
- 事前準備を怠らない
- ポジティブである
プチ断食が続かないなら前向きな考え方に切り替えよう
プチ断食にはダイエット以外にも内臓の働きを回復させたり、美髪、美肌の効果も期待されています。
プチ断食の目的は「内臓に休息を与える」ことです。
内臓が健康になって代謝が上がれば痩せやすい体質にもなるでしょう。
普段の食事をとり続けている限り、人間の内臓は絶え間なく働き続けています。
健康に日常生活を送り続けるため、プチ断食は効果的な習慣なのでぜひお試しください。
スケジュールの立て方がわからないという人は以下の記事をご覧ください。
本記事のまとめ
- プチ断食で失敗する主な理由は3つ
- 食欲、体調不良、リバウンド
- 精神論、ポジティブ思考が効果的
- 事前準備で離脱症状に気を付けよう
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