ごはん食べると必ずお腹が痛くなる人必見！食後の胃痛を和らげる方法

ごはんをたべて少したったら突然おなかが痛みだす、こんな経験ありませんか？

悪い物を食べているわけでもないのに、なぜか食事をする度にお腹がいたくなる。

そんな人はぜひ本記事を参考になさって下さい。

今回は皆を悩ませる食後の胃痛の主な原因と対処法についてです。

食後の腹痛はなぜ起きる？主な原因は4つ

食後の胃痛の主な原因として上げられるのは以下の4つです。

荒れた状態の胃は胃の粘膜で炎症やただれが起きます。そこに食べ物や飲み物が入ってきて胃壁が引き伸ばされると、その刺激で炎症が悪化し痛みを感じます。

正常な状況であれば少しくらい胃が拡張されたとしても強い痛みが発生することはありません。

食後や食べすぎの痛みはあなたの胃が荒れている証拠です。

ちなみに、空腹時胃がキューっと締め付けられるような痛みを感じる時は胃酸過多が原因であることが多いので、その時はコップ１杯のお水（常温か暖かいお湯がベスト）を飲めば解消できるのでやってみてください。

胃が痛い時に疑われる病気：胃炎、胃潰瘍

胃痛を引き起こす病気として①急性・慢性胃炎、②胃食道逆流症、③胃・十二指腸かいようなどが知られています。

この中でも食後に1～2時間くらいして胃が痛み、吐き気を伴う病気として『胃かいよう』が知られています。

以前は男性に多い病気でしたが、40代～60代の女性や若い人の発症率も高くなってきています。原因の7割はピロリ菌によるものですが、ストレスや刺激物の取りすぎも大きな原因です。

胃かいようは頻度としてはそこまで多くありませんが、みぞおちや背中の辺りに強い痛みが発生しているようであれば胃かいようの疑いありです。その場合はすぐ病院に行ってください。

胃のあたりが痛くても、その原因が必ずしも胃の病気とは限りません。強い痛みが長引く場合は自己判断せず、必ず病院を受診してください！

下痢や便秘が続いてるなら過敏性腸症候群の可能性も

とにかく毎日のようにお腹を下したり、便秘に悩まされたりする方は過敏性腸症候群の可能性があります。

過敏性腸症候群とは検査ではなんの異常もないのに、慢性的な腹痛や下痢または便秘などを繰り返す病気のことです。最近若い女性や働き盛りの方で特に増えています。

過敏性腸症候群の原因は解明されていませんが、ストレスが大きく関係していると言われています。

ストレスが大きくかかると自律神経のバランスが崩れます。すると、腸が知覚過敏となり腹痛や便意を感じやすくなるのです。

過敏性腸症候群になるとトイレが近くにないだけで不安になり、それがまたストレスとなって身体に大きな負担をかける悪循環に陥ります。

真面目な人、内向的な人、神経質な人は過敏性腸症候群にかかりやすいと言われているので注意しましょう。

胃が痛い時に避けた方がいい食べ物

胃が痛いときには避けるべき食べ物は消化の悪い物や胃に刺激を与えやすいものです。

消化が悪いという点で脂肪や食物繊維が多いものを避け、調理をするときやわらかくして食べることを意識しましょう。

刺激物を大量に使用した料理や、糖質が多かったり、酸味が強かったりするものも避けるべき。

置き換えダイエットでスムージーを飲んでいる人も注意が必要で、オレンジなどの柑橘系の果物を使っていると酸味が強いので刺激になりやすいです。

また、漬物や塩辛などの塩分が多い物は胃の負担になりがちです。

あとは一見すると身体に良さそうなきのこや海藻、豆類やたけのこなども食物繊維が多くて消化が悪いのでなるべく控えるように。

飲み物で言うとコーヒーや濃い紅茶、炭酸飲料などは刺激物になるので避けましょう。

胃が痛い時におすすめの食べ物・飲み物

胃が痛いときにはどんな食事をしたら良いのかで悩んでしまいがちですが、基本としてまず食べないことが大事です。

腹痛は「これ以上食べないで」という身体のサインですので、お腹が痛くなったら食事をやめる。これが基本です。

胃酸過多による腹痛の場合は食べる事で症状が改善ケースがあります。

とはいえ全く何も食べないわけにはいかないので、食べるなら消化が良くて刺激性が低いものを選んで胃をいたわってください。

おすすめの食べ物としては炭水化物源としてはおかゆや雑炊、ジャガイモやリンゴが適しています。タンパク質源は脂が多い傾向がありますが、鶏のささみや胸肉、タラやカレイなどの白身魚であれば高タンパク質で低脂質なので大丈夫です。

おすすめの飲み物としては牛乳や飲むヨーグルトがあります。美味しいですよね。

乳製品には脂質も含まれていますが、コロイド上になっていることによって胃の粘膜を保護してくれます。

食事と一緒に飲むことによって胃の負担を軽減することができるのでおすすめです。

また、水を飲むときは常温か温めた水にしておくのが安心です。

食後の胃痛を和らげる方法

毎日のように食後の胃痛に悩まされているのならば、まずは胃に刺激を与えない事を心掛けてください。

具体的には、

です。ちなみに私は過敏性腸症候群なのですが個人的に腹巻きが一番効果ありました。

ただ、これを見て「よく噛む、お酒ダメ、たばこダメ、たくさん寝る。そんなこたわかってる！それができないから困ってんの！」とお嘆きの方もいると思います。

そんな方はこれから紹介する方法をお試しください。

なにも食べない時間を作り胃を休めるのがベスト

私たち現代人は食べすぎで、お腹が減ってないにも関わらず食欲がわく『ニセモノの空腹』に騙されながら生きています。

参考記事：【空腹は気持ちいい】食べていい空腹＆食べてはいけない空腹の見分け方

食べない時間を多くすることで胃が休まり症状も和らぎますし、まずは騙されたと思って空腹時間を作る方法をお試しください。

まずは『１日12時間なにも食べない時間』を作ることを目標に頑張りましょう。

プチ断食のやり方や健康的なメリットについては以下の記事にまとめてあります。

参考：超お手軽健康法『プチ断食』のやり方をわかりやすく

胃酸過多の人は空腹時間を長いと胃痛が強くなるので気を付けてください。